今回はウェブサイトのSEOについてのお話しです。司法書士へのご相談・ご依頼をお考えの場合には、千葉県松戸市の高島司法書士事務所ホームページをご覧ください。

SEOは Search Engine Optimization の略であり、日本語でいうと「検索順位最適化」となります。現在ではおもにGoogleを対象とし、狙ったキーワードでの検索順位を少しでも上昇させようとするために行われるものです。

ウェブサイトやブログの検索順位は、Googleがそのサイトをどのように評価しているかにより決まるものです。究極的にいえばコンテンツ(情報の内容)が他よりも優れていれば自然に上位表示されるのであって、SEO対策などの技術を追求することにより順位を上げようとするべきものではありません。

たとえば、相続登記についてのページを作ったとして、それが他よりも圧倒的に優れており、他の多数のサイトから参照ページとしてリンクされるようなことがあれば、自然に検索順位は上昇していきます。

また、情報の質はさておき、現在のGoogle検索では、公的機関によるページは上位表示されやすくなっています。たとえば、「相続登記 松戸」で検索した際の現在の1位は松戸市役所による「土地・家屋の所有者がお亡くなりになったとき」とのタイトルのページです。

このページには、「相続登記のお手続きに関する問い合わせは千葉地方法務局松戸支局(047-363-6278)にお願いします。」と書かれているくらいでたいした内容のページではありませんが、市役所という公的機関のページであるで、Googleからは信頼性の高いページであると判断されているわけです。

千葉地方法務局松戸支局の案内ページについても、このページ中には「相続」の言葉が入っていないのにもかかわらず、「相続登記 松戸」で8位に入っています。法務局の案内図を見たからといって、相続登記が出来るわけではありませんが、それでも法務局という公的機関のページは上位に表示されるわけです。

そのような状況にあって、一個人が経営する司法書士事務所ウェブサイトなどでは、情報の中身だけで他を圧倒するようなものを作成するのは困難ですし、Googleから自然と評価されるようなものにはなり得ません。

そこで、競合する他の司法書士事務所ウェブサイトより、少しでも上位表示されるためにSEO対策が行われるわけです。

SEOといっても決して大げさなものばかりでなく、簡単な例でいえば、ブログ記事の中に上位表示されたいキーワードを複数回入れるとか、記事タイトルにもキーワードを入れるとか、そういう対策も立派なSEOです。

松戸市役所によるページのように、相続登記の文言が入ってない「土地・家屋の所有者がお亡くなりになったとき 」というタイトルのページであっても、サイトそのものの評価が高ければ1位表示されることもあるわけですが、個人経営の司法書士事務所が同様のページを作っても上位表示されるのは困難です。

実際、「相続登記 松戸」での2位は当事務所による「相続登記 | 松戸駅1分の高島司法書士事務所」とのタイトルのページです。こちらは、ページタイトルにも記事中にも相続登記の文言をしっかりと入れて、私が出来る限り渾身のSEO対策を行っているものですが、それでも松戸市役所のページに勝てないわけです。

前置きが長くなりましたが、今回の投稿タイトルは「ブログを書いても検索順位は上昇しない」としています。

かつては検索順位を上げるためには、そのサイトにブログを設置し1000文字くらいの記事を最低100個書けば、狙ったキーワードで上位表示されるのは難しくないと言われていいました。100記事を書く努力を続けることができさえすれば、SEOにはもう成功したようなものだというわけです。

この話が通用したのは、私の感覚では少なくとも5年以上は前のことです。今では闇雲に1000文字×100記事を書いてたとしても、Google検索の1ページ目に入るのも難しいように思います。運が良い(もしくは、記事の内容が素晴らしい)場合には、それなりの順位になるかもしれませんが、運が悪い(もしくは、記事の内容が悪い)場合には、全く順位が上がらないこともあるでしょう。

この話の難しいところは、順位が上がらなかった場合に、記事の内容が悪いからなのか、運が悪かったからなのか、自分では判別のしようがないことです。全く同じくらいの努力をして、全く同じくらいのレベルの記事を100個書いても、そのドメインの順位が上がるかどうかは、運によるところが大きいと私は思っています。

このサイト(shihou-shoshi.net)については、ブログ100記事も書いていませんから、順位が上がらなくても当然ではあるのですが、いまだに「司法書士 松戸」での検索順位が40位とかその辺りをうろうろしています。このサイトの順位が上がらなくとも私には何の問題もありませんが、これがもし事務所メインサイトとして公開したものだったとすれば、大失敗に終わっていたわけです。

これから新規公開するサイトがSEOにより上位表示されるのは非常に難しくなっています。現実的なところでは、SEO対策は行いながらも、Google広告などのリスティング広告により集客をしていくしかないでしょうか。リスティング広告は費用がかかりますし、知識も経験も無い個人が自分で運用するのは難しいと思いますが。

とくに何のヒントもない記事になってしまいましたが、SEOで上位表示されるのは本当に運難しくなっています。松戸の司法書士なら高島事務所へと書いてリンクを貼るくらいで上位表示を目指せた頃が懐かしいです。